東松島市の奥松島果樹生産組合「いちじくの里」が栽培する「復興の桃」の収穫と販売が始まっています。
今年は、開花期の天候に恵まれ、色づきも良く、糖度も十分。例年より大振りで非常に良い出来となりました。
指導を仰いでいる福島県の師匠からも「うまくていい桃だ」とお墨付きをもらっています。
3品種を栽培しており、最初に「あかつき」、その後、硬め大玉品種で、果汁が多く甘味が強い「まどか」「紅綿香(くにか)」と順次出荷販売します。
主に、石巻青果市場へ出荷し、圃場(ほじょう)脇のテントでも8月下旬まで販売する予定です。1箱6個入り、8個入りと、1パック3個入りと2個入りも販売しています。
毎年訪れているという購入者は「今年も販売を待っていた、試食したらやっぱりおいしい」と笑顔で話しました。
同組合の桃栽培は、東日本大震災を機に、海の仕事をしている仲間たちが、被災農地に新たな特産品をとの思いで2015年から始めました。