大区画水田における高収益園芸作物として、加工用ジャガイモの作付けが年々増えているため、宮城県は7月25日、東松島市の農事組合法人おおしお北部の圃場(ほじょう)で、加工用ジャガイモの収穫実演研修会を開きました。
カルビーポテト㈱の山本敏也氏を講師に迎え、各関係団体や生産者ら約50人が参加しました。
同法人は27㌶で加工用ジャガイモを栽培。大崎康代表は、収穫作業を実演しながら、機械の所有状況や生産に係る作業時間、品質低下を抑えながら、収穫作業を効率的に行うための対応などについて説明しました。
カルビーの山本氏は、収穫機械の構造と仕組みを説明し、収穫ロスを減らすテックニックなどを指導しました。
同法人の大崎代表は「昨年は大雨の被害を受けた。今年も心配していたが、被害も少なく安心している。今後、加工用ジャガイモの生産者が増えたらうれしい」と話しました。
加工用ジャガイモは、JAいしのまき管内でも栽培面積が年々増加傾向にあります。JAは今後も、行政と連携しながら栽培を勧めていきます。