JA管内で最大級の菊産地、石巻市福地の㈱宮城リスタ大川で、お盆用輪菊の出荷が最盛期を迎えています。
同法人は、ハウスで輪菊を約83㌃で栽培。今年の生育は順調で、出荷本数は例年並みの約4万4千本を見込みます。同市の道の駅「上品の郷」などに出荷する予定で出荷は7月25日から始まり、8月中旬まで続きます。
従業員らは朝早くから、1本1本丁寧に収穫・選別し、新聞紙にまとめ、箱に梱包しています。
同法人で輪菊を担当している大槻一平さんは「うちで栽培している輪菊は、長く日持ちするのが特徴。従業員皆で協力し、栽培しているので、仏壇や墓参りに使ってもらいたい」と話しました。
JA若手職員らの農業体験研修を受け入れており、研修生も出荷作業に取り組む予定です。今後は9月上旬から始まるお彼岸用輪菊の出荷に備えます。
同法人は、東日本大震災で甚大な被害を受けた土地で、地域営農の復興、農村コミュニティーの再構築を目指しています。