農事組合法人たてファーム・和(なごみ)は8月28日、仙台市の農事組合法人・個人農家ら16人の視察を受け入れ、乾田直播(ちょくは)栽培の取り組みを紹介しました。
JAいしのまき、石巻農業普及センター職員らを含め、28人が参加。参加者らは施設内の作業機械の説明を受け、水稲の乾田直播の圃場(ほじょう)と大豆の圃場を巡回しました。
その後、同法人の役員やJAの橋浦義博専務、米穀課の佐藤友課長らが、乾田直播の取り組みを進めてきた経緯、現在の状況などについて説明しました。
乾田直播は、育苗労働時間の削減や転作作業機械を使って作業ができることから、仙台農業改良普及センターは、管内の生産者を対象に、毎月乾田直播栽培の勉強会を開いています。
今回は乾田直播の普及が進んでいる石巻への視察が実現しました。
参加者らは、仙台市の稲作状況のデータと照らし合わせながら、肥培管理や雑草防除などについて具体的に意見交換しました。
仙台市内で乾田直播に取り組んでいる鈴木修一さんは「みなさん稲の様子をよく見て勉強している。仙台市以外の圃場を回ったことで勉強になった」と話した。