JAいしのまき

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「待たせない」をモットーに25年/利用者との信頼で気づいた桃生カントリー

 

桃生町の中心にそびえ立つ桃生CE

 石巻市桃生町のJAいしのまき桃生カントリーエレベーター(CE)が、今年で稼働25年を迎えました。

 1998年9月に宮城県内26番目の施設として初稼働し、当時は宮城県内のCE平均稼働率が50%に届かず、全国ワースト3に数えられるほど県内でのCE建設は大変厳しい環境下にありました。

 そうした中で、同CEは、自然の風を利用し乾燥させる累積攪拌(かくはん)混合方式を採用しました。乾燥もみの処理能力3000㌧で、2000年度の3年目で稼働率100%を超え、02年度に処理能力500㌧を増設。以後安定したCE施設運営を実現しました。

 施設の管理や組織運営が認められ、08年度に全国カントリーエレベーター協議会から最優秀賞を受賞。15年度には、施設の経営・運営体制が高く評価され、最高峰の農林水産大臣賞を県内で初めて受賞しました。

 当時、CE主任オペレータだった佐々木栄光さんは「まだ稼働していないCEを利用してほしいと説明するのは苦しかった。我々JAを信用して頂くしかなかった。しかし生産組織や利用者の理解と協力が実り、今では日本一の施設運営を確立することができたことは誇らしく思う」と振り返ります。

 今年の秋も利用者とJAの信頼のもと「待つこともなく」順調に荷受け作業が進められており、JAはこれからも全国の模範となれるCE運営を継続して行く方針です。

 

 

 

 

写真=桃生町の中心にそびえ立つ桃生CE(愛称:桃米館)

 

 

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