東松島市上下堤地区で秋ソバの収穫が本格化しています。
栽培しているのは㈱つつみで、生産者9人が13・4㌶で栽培しています。5月上旬に播種(はしゅ)し、7月下旬に収穫する夏ソバと、8月お盆時期に播種して10月頃に収穫する秋ソバを栽培しています。
今年の秋ソバは、播種後に雨が降り、枯れてしまったところや、高温で蜂が少なく、受粉が弱く実がつかないところもありましたが、管理を徹底したことで、昨年以上となる10㌃当たり25キログラムを目標にしています。
同社の浅野勝男社長は「今年も『そば祭り』の復活はできなかったが、来年こそは祭りを復活させて、つつみのそばを多くの方に食べて知ってもらいたい」と意気込みます。
同社は元々転作の一環でソバの栽培を始めたが、今では地元の特産品として乾麺製造にも力を入れています。
地元の小学校でも総合学習の時間に、ソバの播種から収穫、そば打ちを体験。JAいしのまき女性部鳴瀬地区部員らの協力のもと、食農教育にも力を入れ、地域をあげて特産化を盛り上げています。