JA女性部鳴瀬地区は11月28日、東松島市立鳴瀬桜華小学校で6年生35人に、石臼を使ってそば粉作りを指導しました。
ソバの実は、9月に同校の畑で摘み取ったもので、石臼は奥松島縄文村歴史資料館から借用したものです。
女性部員13人が、ソバの実の磨き方や石臼の使い方を、実演しながら説明しました。児童は8グループに分かれ、部員らに手伝ってもらいながら実がこぼれないよう丁寧に実を磨きました。
児童は「初めての体験で難しかった。今は機械でそば粉を作っていると思うので、粉ひきは貴重な体験だった」と笑顔で話しました。
同女性部の石森さと子部長は開会式で「今年はどの作物も厳しい暑さで育てるのが大変で、収穫量も例年に比べると少ない状況だった。どうか皆さんが育てたソバの実を一粒一粒丁寧に磨いてほしい」と話しました。今後は粉ひきしたそば粉でそばを打ち、試食する予定です。
同校は農業に理解を深めてもらおうと、農業に触れる機会を多く設けており、同女性部も地域の特産品であるソバを広げようと11年前から同校の食育活動に携わり、播種(はしゅ)からそば打ちまで指導しています。